トラブルシューティング

【4年に1度】電気の定期調査を装う詐欺には要注意!【点検は無料です】

防止するための5つのこと

こんにちは、鏡花です。

早速ですけど、『電気の定期調査』って聞いたことがありますか?

ご家庭で電気を使用しているかと思いますが、実際には4年に1度、電気の定期調査を実施することを義務づけられています。

調査員は。”〇〇電気保安協会”と名の付く会社の方が点検に来ることが多いです。

 

大切なのはここからで、

点検は無料で実施しています

もう一度言いますが、点検は100%無料です。

ここ数年、電気業者を名乗った詐欺が増えています。そのため、十分に注意していないと金銭を請求されて騙される可能性すらあります。

 

というわけで、今回はの記事では『電気の定期調査』に焦点を当てて考えていきます。

本記事の内容!

◎ 電気の定期調査って何をするの?
◎ 調査に来たときの対処方法
◎ 詐欺に遭わないために

僕自身、電気会社に勤めていた経験もあるので、『怪しい会社から電話があった』といった問い合わせを受けたこともあります。

今回は、そのときのことを活かして記事にしていきます。

 

1.電気の定期調査って何をするの?

分からない 画像

 

電気の定期調査は、『家庭の電気が安全に使えるかどうか』を確認する点検です。

  • 漏電を起こしていないかどうか
  • 電線が劣化していないか
  • 屋内の電気の点検(希望しなくても良い)

こういったことを確認しています。

電気を停電させて点検することもなく、普段の状態のままで10分もかからずに完了するものなのでササッと終わります。

 

漏電を起こしていないかどうか

お家の外側に電力のメーターが取り付けてあるかと思います。このようなものです。

電力メーター 旧画像
電力メーター 新画像

これは、どれだけ電気を使っているかを表す電力のメータになりますが、ここの部分で計測器を用いて、漏電を起こしていないかどうかを確認しています。

漏電がなければ異常なしで、あっさりと終わります。

漏電があれば必ず報告があるので、調査にきた点検者と1度相談して漏電箇所の特定と電気屋さんに修理してもらうように依頼してください。

 

電線が劣化していないかどうか

お家には電柱から電線を引っ張って電気を供給しています。

電線は、年数が経つと劣化してきてボロくなります。そうなってくると、漏電を起こしやすくなり危険です。

調査の際には、こういったものも点検し異常があれば報告があります。

 

異常が見つかった際には、電気屋さんに依頼して修理してもらうように調査員からお願いされることになると思います。

電気屋さんに依頼すると、劣化した部分にテープを巻いて漏電しないように処置を施してくれます。

 

屋内の電気の点検(希望しなくても良い)

もし、家の中で気になるような部分があれば、一緒に相談すれば点検をしてくれます。

ただ、『家の中を見られたくない』『新しく家を建てたばかりだから漏電の心配はない』といった場合は、断ることもできます。

任意的なものなので、嫌ならはっきり断ってしまえばOKです。

どうしても気になる部分があるときだけ、せっかくなのでお願いしてみることをおすすめします。

 

2.電気の定期調査はすべて無料です

無料 画像

 

ここが重要なのですが、電気の定期調査は『すべて無料』で実施しています。

そのため、調査に来た点検者から金銭を請求されることは絶対にありません。

 

調査員は電力会社から委託して調査している

点検に来るほとんどの調査員は、その地方の『〇〇電気保安協会』と名の付く会社から調査に来ていることがほとんどです。

その場合ですと、調査員は”その地方の電力会社から委託して”調査を実施しています。

お金に関しては、電力会社からもらっているのでお客さんである皆さんから請求することはありません。

 

そもそも、調査を義務づけられているのは”みなさん”ではなく”電力会社”です。調査の金額なんて一切発生するものではないんです。

ここの部分を把握していないと、『怪しげな調査員に点検料を請求されて支払った』といった事態につながることもあるので絶対に覚えておいてくださいね!!

 

3.詐欺にあわないためにできること

家庭を守る 画像

 

『電気会社の詐欺にあわないためにはどうしたら良いの?』

残念ながら、電気会社の詐欺がなくなることは恐らく無いと思います。ショッキングな情報になりますが、それが『事実』です。

ただ、自分自身が詐欺に遭わないようにするのは凄く簡単で、

定期調査が何なのか知っておくこと

 

これだけで、詐欺にあう可能性は限りなく低くなります。

 

詐欺に遭うのはそれを知らないから

詐欺にあうのは知らないから 画像

 

先ほど、”電気会社の詐欺がなくなることはない”と言いましたが、その理由は凄く簡単で”ほとんどの人が詳しくないから信じ込ませやすい”からです。

凄く単純な話、電気について知っている人ってほとんどいません。

定期調査にしたって『来たときに頼めば良いかな』ぐらいの感覚で振る舞っている人が8割以上を占めています。

 

詐欺師は『自分を信じ込ませる』ことに特化しているので、それっぽい会社名を述べてあたかも自分か正式な調査員のように振る舞ってきます。

詐欺にあわない第1歩としてこの記事に書いてある『定期調査は何をしているか』、何よりも『調査は絶対に無料である』ということを覚えておいてください。

 

怪しい調査員には『無料ですか?』と聞きましょう。

電気の定期調査 画像

 

怪しい調査員が来たときの対処として、

その調査は無料ですか?と聞くことが大切です。

 

定期調査で金銭を請求することは120%ないので、ここで『無料です』と即答できないような調査員には相手しなくてもOKです。

家のドアをロックして、絶対に家の中にあがらせないようにしてください。

 

正式な調査員であれば、訪問の際に『無料で実施させていただいてます』みたいな文言を伝えてくることがほとんどです。

そういった際にも、『調査は無料ですか?』と念押しして確認しておけば、詐欺の被害に遭うことは限りなく低くなることでしょう。

 

訪問の際に留守を装ってもOKです

電話 画像

 

どうしても調査員が怪しく見えて仕方ない場合は、居留守を装ってもOKです。

というのも、正式な調査の場合、1度目の訪問は調査ではなく『調査実施の連絡』です。

『この地域で調査を実施していて予定のあう日を教えてください』というのが1回目の訪問になるので、ここで留守を装っていてもお知らせの紙が届きます。

その紙に記載されている会社を1度調べてみてもよし、電話番号に電話して予定を相談してから調査の日時を決めてもよしです。

 

『無料ですか?』と尋ねるか『お知らせの紙』を確認するか、このどちらかを行動しておくだけで怪しい会社に騙されることはないので絶対に覚えておいてください。

 

4.さいごに

電気の詐欺は本当に多いです。騙された人は『軽く点検しただけで1万円以上』も請求されたという事例もあります。

意味の分からない金額です。ぼったくりにも程があります。

これを読んでいる皆さんは、絶対に被害にあわないようにしてください。

 

この記事の中で何度も登場しましたが、最後にもう1度だけお伝えします。

4年に1度の定期調査は無料です。

 

 

 

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