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【事実】電圧100Vの感電でも人は死にます【電流の大きさが大切】

感電 アイキャッチ

こんにちは、鏡花です。

さっそくですが、皆さんが電気を使用している中で『感電』という言葉は1度は耳にしたことがあるかと思います。

実際に生活していく中で使用している電圧は100V/200Vが一般的ですが、それらの電圧に感電すると人は死ぬ可能性はあるのでしょうか?  答えは『Yes』です。

といっても必ず死ぬわけではありません。死ぬ可能性があるだけです。

ここでは、電気を正しく安全するために必要な『感電』の知識について紹介していきます。

 

1.電気による感電とは

感電とは 画像

 

感電というのは、『人体に電流が流れて傷害を受けること』を言います。

感電(かんでん)とは、電撃(でんげき)、電気ショックとも呼ばれ、電気設備電気製品の不適切な使用、電気工事中の作業工程ミスや何らかの原因で人体または作業機械などが架線に引っかかる等の人的要因、或いは機器の故障などによる漏電や自然災害である落雷などの要因によって人体に電流が流れ、傷害を受けることである。

引用:Wikipedia 「感電とは」

 

皆さんに1番身近な感電をお伝えすると『静電気』がそうです。

ドアノブなんかを触った際にパチッとくるあれです。実はあの時に皆さんの人体には電流が流れています。

『感電』は、思った以上に皆さんの身近に存在しているというわけです。

 

肝心なのは”電圧”ではなく”電流”の大きさです

感電の危険度を決めるポイントは3つです。

  • 流れる電流の大きさ
  • 電流の流れた時間
  • 電流が流れた経路

これらによって人体に及ぼす危険度が変わります。

感電で重要なのは、”電圧の大きさ”ではなく”流れる電流の大きさ”です。

 

護身用に使われるスタンガンが人体に与える電圧は10万~500万ボルトと言われていますが、相手が気絶だけで済んでいるのは”流れる電流が大きくない”からです。

逆にほんの小さな電圧でも人は死ぬ可能性があります。

よく言われているのが42Vの電圧、通称『死にボルト』です。

100Vの半分くらいの電圧でも、人間は死ぬ可能性があるということになります。

 

電流が流れることによる人体への症状

やけど 画像

 

人間は1mAの電流が流れ始めると徐々に電気を感じ始めます。

次の表をみてください。

1mA 電流が流れるのを軽く感じる程度
5mA 痛みを覚える
10mA 我慢できないほどの痛み
20mA 筋肉が痙攣して動けない。呼吸困難も
50mA 非常に危険な状態。わずかな時間でも命が危険!
100mA 致命的な大ダメージで死亡する

これは、『人体に流れた電流が及ぼす影響』を表したものです。

 

感電すると皮膚が”やけど”をした後みたいに赤くなります。時には、電流がどこから入って抜けていったのか分かるくらいに皮膚の色が変わることもあります。

 

感電は本当に危険なので絶対にぜっったいに防ぎましょう。

 

2.感電はどのようにして起こるのか

感電はどのようにして起こるのか

 

私生活で感電が起こるケースをまとめました。1番多いのが”2”のケースです。

1.電圧がかかっている2線間に触れて感電
※あまり多くないケースです。

2.電圧がかかっている電線や機器に触れることにより感電
※感電の中で1番多いものになります。

3.漏電している部分に触れて感電
※漏電していることを知らずに触って感電するため非常に危険です。

管理人も”2のケース”で感電したことがあるので少しお話ししますね。

 

感電したことあるけどめっちゃ痛いです

僕自身、電気会社に勤めていた経験があります。今は勤めていないので言えますが、感電の経験が数回あります。お恥ずかしい限りです。

感電したのは右手から足(大地)にかけてなんですけど『ドンッ』と衝撃がきましたね。

作業中で一瞬の出来事だったのであまり気にはしなかったんですけど、”右腕の筋肉”が痙攣して少しの間、言うことを聞いてくれませんでした。

音も『バチッ』と青白い光で、くらった瞬間は痛いと言う暇もなかったです。

感電は、まーじで痛いので絶対に防いでくださいね。

 

3.感電を防ぐためにできる5つのこと

防止するための5つのこと

 

感電は、意識さえしていれば簡単に防ぐことができます。

  電気機器にはアース(緑色の接地線)を施す
⇒特に洗濯機などの濡れやすいものは要注意!

  漏電ブレーカーを設置する
⇒漏電した際にブレーカーが自動で落ちるので早く気づける

  濡れた手で機器・コンセントに触れない
⇒ドライヤーなどを使う際は要注意!絶対に濡れてない状態で使用

  電気機器を濡らさない
⇒台所、風呂場は要注意!火災の可能性もあるので超危険

  破損・劣化したものはすぐに修理をしてもらうこと
⇒漏電の可能性がアップ。お近くの電気屋さんに相談してください

子供がいるご家庭は特に注意してください。5つに加えて”近づけない”をプラスです。

赤ちゃんなどがコンセントにおもちゃを差し込んだり、舐めたりして感電するといったケースもあります。

女の子であれば、ヘアピンなどをコンセントに挿入して感電といったケースもあります。

また、たこ揚げなどで糸が電線に絡まった際は、絶対に”自分の力”でどうにかしてはダメです。電力会社に早急に電話して対処してもらうようにお願いしてください。

 

感電をしないために1番大切なのは『このくらいは大丈夫だろう』を無くすことです。

”電気は生き物”です。正しく使えば心強い味方ですが、油断すれば容赦なく牙を剥いてきます。目にも見えないので、更に注意が必要です。

 

アース線の取り付けは効果が絶大です

先ほど紹介した5つのうちでも、特に”アース線の取り付け”の効果が絶大です。

アース線とは、緑色の線で漏電した電流を地面に逃がす役割があります。つまり、漏電した機器に触れたとしても人体には影響がないということです。

しかも、取付けは難しいのかと言われればそんなことはありません。めっちゃ簡単です。

最近ですと、アース線を取り付ける用の端子もありますし、線が短いのであれば長い線も販売しています。

漏電は、いつ起こるか分かりません。感電するリスクを少しでも減らすためにも、アース線の取付けは今すぐにでも行った方が良いです。

 

高齢のご両親が別居しているご家庭は早急にしてください

危険 画像

 

あなたのご両親が高齢者で別居しているならアース線は早急に取り付けてください。

 

僕の祖父が配線をいじるのが好きな人で、まぁ感電してました。

そのため、電気的不安をある程度抱えながら毎日過ごしてましたし、感電が怖かったのでアース線なんかも欠かさず取り付けていました。

ペースメーカーを入れてからはなくりましたけど…。(^^;)

 

これは実体験です。お年寄りのご両親、特に”祖父側”にはかなりの注意が必要です。

女性には少ないですが、男性側はやたら物をいじったりするのを好む人がいます。思い当たる節がないなら良いのですが、あるなら超注意が必要です。

同居しているなら止められますが、別居なら止めることができません。しかも、独断と偏見で行うので絶望的なまでに『危機管理能力』が欠落しています。

 

今すぐにでもアース線の確認を行って、付いていない機器があれば早急に取り付けることをもの凄くおすすめします。

 

4.さいごに

ここ数年間で、電気はより身近なものになりました。

家電製品を含めて色々なものに電気の技術が使われています。

それ故に、危険性も潜めているということを覚えておいてください。

 

電気を正しく使うということは自然と自分と家族を守っていることにつながります。

特に、電気については『知っているか』『知っていないか』だけでより大きな差が生まれます。今回お話しした感電についても知っておくだけでその可能性は格段に下げることができるんです。

 

電気は、『正しく』『安全に』使用していきましょう!

 

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