電気代

【事実】テレビの電気代は節約が簡単【24時間ONにすると80円】

テレビ アイキャッチ画像

どの家庭でも、1家に1台存在するのが『テレビ』です。

長期休みなどになると、テレビを長時間付けっぱなしにすることもあるでしょう。

そんなテレビですが、家電製品の中で”3~4番目に電気代が高い”と言われています。

そのため、テレビの無駄遣いは、毎月の電気料金を大幅に上昇させてしまいます。

 

そこで今回は、『テレビの電気代がどのくらいなのか?』を徹底的にまとめていきます。

映画を見るのが好きな人やバラエティ番組、スポーツ観戦やゲームをする人には、特に読んでいただきたい記事になっています。

”簡単にできる節約方法”も一緒に紹介するので、毎年1,200円以上の節約を一緒に目指しましょう!

 

1.テレビの電気代をチェック!【徹底比較】

電気代と暮らし 画像

 

テレビの電気代は次の式で計算することができます。

消費電力(kWh)×使用時間(h)×電気料金(円)=電気代(円)

今回、電気代を計算するテレビとシチュエーションは次のとおりです。

  1. ブラウン管テレビ・プラズマテレビ・液晶テレビ
  2. 1日中(24時間)付けっぱなしにした場合の電気代
  3. 電気料金は、1kWhあたり26.5円として計算(契約電力会社による)

それでは、サクッとみていきましょう。

 

ブラウン管テレビ

 

ブラウン管テレビは、一昔前に流行ったテレビですが、”チューナー”を使ってデジタルに対応しているご家庭もいらっしゃるはずです。

 

ブラウン管の消費電力は平均して『150Wh』程度です。

それでは、電気代を計算してみます。

0.15kWh×24時間×26.5円=95.4円≒95円

1日贅沢に使用すると95円かかります。1か月に換算すると2,850円です。

これが高いかどうかは捉え方にもよるので、何とも言えないのが正直なところです。

 

プラズマテレビ

プラズマテレビ イラスト

 

プラズマテレビは、大画面のテレビとして良く聞く名前だと思います。

立体感のある映像広視野の映像を楽しるだけでなく、寿命も長いので非常に高性能なテレビと言えるでしょう。

 

ちらつきも少ないプラズマテレビの消費電力は、平均して『500Wh』と言われています。

さっそく、電気代を計算してみます。

0.5kWh×24時間×26.5円=318円/日9,540円/月

贅沢に使うと、1日で318円の電気代を必要とします。これは高いです。

 

32インチ~150インチの大きさしかないプラズマテレビは、その分電気代も高いということが分かります。

無駄遣いを減らせば電気代はもっと安くなるので、テレビの電源などはこまめにOFFにするようにしましょう。

 

液晶テレビ

現在、1番普及しているテレビが『液晶テレビ』です。

ほとんどのご家庭がこの『液晶テレビ』を使用していることかと思います。その液晶テレビですが、サイズごとに消費電力をみてみましょう。

4K液晶テレビの消費電力
サイズ 24V型 32V型 40V型 50V型
消費電力 65Wh 73Wh 123Wh 170Wh

 

1日と1か月の電気代を計算していきます。

24V型:0.065kWh×24時間×26.5円=41.34円/日=1,240円/月

32V型:0.073kWh×24時間×26.5円=46.43円/日=1,393円/月

40V型:0.123kWh×24時間×26.5円=78.23円/日=2,347円/月

50V型:0.170kWh×24時間×26.5円=108円/日=3,244円/月

他のテレビと比較すると、全体的に電気代が安いことが分かります。

省エネ機能が毎年向上しているために、新しい液晶テレビになればなるほど、消費電力が小さくなっているのも特徴の1つです。

2Kテレビの電気代は約1,600円/年と言われています。

 

2.テレビの消費電力は毎年小さくなっている

防止するために 画像

 

テレビの消費電力は、毎年少なくなっています。次の表を見てください。

32V型テレビの消費電力
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
87kWh 73kWh 68kWh 62kWh 59kWh 56kWh 58kWh 54kWh
40V型テレビの消費電力
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
156kWh 128kWh 114kWh 91kWh 87kWh 86kWh 82kWh 79kWh

 

このように32V型テレビであれば約38%、40V型テレビであれば約49%もの省エネ性能が向上していることが分かります。

この消費電力というのは、全家電に共通して『大きければ大きいほど電気代が高くなる』と言えるため、チェックすべき重要なポイントになります。

 

テレビを購入の際にチェックするポイントは2つ!

テレビを購入する際には、

  • 年間消費電力
  • 省エネ基準達成率

この2つに注目して選ぶようにしましょう。

 

◎ 年間消費電力

年間消費電力は、『1年間で使う電気の量』のことを言います。

省エネ法に基づいて、一般的な家庭の平均視聴時間から計算して割り出しています。

購入する際には、この大きさが小さい物を選べば、同じ時間でも電気代を安くすることができます。

 

◎ 省エネ基準達成率

これも同じように、値が大きければ大きいほど、省エネ性能が優れています。

省エネ性能が優れていると、消費電力が小さくなり、電気代が安くなります。

テレビを購入する際には、必ずチェックしておきたい項目の1つです。

 

3.電気代の節約方法【意識の問題です】

電気代を下げる方法 画像

 

電気代の節約は『意識すること』が大切です。節約なんてものは、言ってしまえば『無駄遣いの排除』です。

『意識して無駄遣いを無くす』それが節約の真実です。

 

ここでは、意識すれば簡単にできる節約方法を3つ紹介します。

ここにあるものを実践できれば、1年で1,200円は簡単に節約することができます。

 

テレビを見ていないときは消す

電源を切る 画像

 

テレビを見ていないときは電源をOFFにするようにしましょう。

テレビのスイッチをOFFにしていても待機状態になっていてエネルギーを消費しているので、長期不在にしている場合は主電源をOFFにしておくと更なる節約になります。

ただし、主電源をOFFにするとテレビ番組の録画とかが出来なくなるため、番組一覧を確認してからOFFにするようにしてください。

 

1日1時間テレビを付ける時間を減らせば、年間で約18kWh、金額にすると約500円近くの節約になります。

 

テレビの明るさ・輝度を調整する

テレビには『省エネモード』が搭載されていますが、その他にも部屋の明るさによってテレビ画面の輝度を変えるのも節約になります。

テレビは1度設置したら動かすことはほぼほぼ無いので、明るく見える場所に設置しておくことでテレビ自体は、少ないエネルギーで見ることが可能です。

また、一定時間経つと自動で切れるモードなどもあるので、そういったものを上手く活用することで簡単に節約することができます。

 

液晶テレビの場合、輝度を『最大』から『中間』に変えるだけで、年間約30kWh、金額にすると約800円の節約になります。

 

買い替える時は省エネのものを購入する

テレビは、新しいものほど省エネ機能に優れています。省エネ機能は毎年向上しているので、古いテレビを使っているのであれば買い替えても良いのかもしれません。

  • 2010年製:年間の消費電力約90kWh/年
  • 2018年製:年間の消費電力約55kWh/年

これは、ここ数年間のテレビの消費電力を表した物になりますがその差は歴然としており、2018年製の方が約39%の省エネ性能を誇っています。

 

経済産業省によると、40V型テレビの年間消費電力量は2010年のもので156kWh/年でしたが、2016年には82kWh/年まで下がっているとのことです。

テレビの電気代はここ10年間の間に、約半分近くまで下がっていることが分かります。

画面の大きさや機能が同じなら、省エネ基準を達成しているものほど年間の電気代も安いため、古いテレビであれば、早めに買い替えても良いと思います。

 

『子供部屋にだけテレビを設置する』『別の部屋にもう1台テレビが欲しい』

こういった理由で2台以上のテレビが必要の場合、今回の節約方法であれば効果は2倍以上になることが期待できます。

 

4.料金プランを変更するのもオススメです

電力の自由化 画像

 

『今の生活状態を1mmも変えずに電気代を安くしたい』

 

そういった方には、電力会社の料金プランの変更をおすすめします。

テレビ側で節約するのではなく、電気料金側である電力会社のプランを変更するというわけです。

 

例えば、『日中仕事や学校で外出している人』であれば、夜に電気料金が安いプランにすれば電気代は安くなります。

逆に、『家事や子育てなどで日中家にいることが多い場合』には、昼に電気料金が安いプランにすれば、電気代の節約につながります。

 

電力の自由化により”電力会社を選べる時代”に変わりました。新電力会社の参入により、電気料金は年間で10,000円近く安くすることができます。

見直すタイミングとしては、がベストです。

 

1度、電気料金プランや契約している電力会社の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

 

5.さいごに

『家に居るときは一人だから無音で寂しい』

といった、”家の中に響く声が自分だけ”の環境で生活している人は、テレビを付けっぱなしにする時があります。

お気持ちは凄く分かりますが、想像以上に電気代を消費していることも確かです。

また、”時計代わりにテレビを付けっぱなしにしている人”もいますが、これも想像以上に電気代を消費しています。

 

今の時代、スマホなどが時計代わりにもなって、動画も簡単に見れるので通信制限に気をつけながら併用するとめっちゃ便利です。

 

上手にテレビを使いながら、毎日の節電を心がけて生活してくださいね!(>_<)

 

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