冬場の夜、眠る時に重宝するのが『電気毛布』です。
実は、電気毛布の電気代はものすっごく安くてとてもお得です。電気ストーブやホットカーペットなんかと比べてもその差は歴然としています。
- 電気毛布ってそもそもどんな物なの?
- 毎月かかる電気代はどのくらい?
- ストーブとかカーペットと比べてどのくらいお得なのか教えて欲しい
- できれば節電方法も一緒に教えて欲しいな。
今回は、こういった疑問に答えていきます。
結論からお話しすると、電気毛布の電気代は”1か月で42円”です。しかも睡眠時間の間、贅沢に使用してこの値段です。
季節ものの電化製品としては『破格のコスパを実現させている』のが電気毛布です。
◎ 電気毛布ってどんなもの?
◎ 電気毛布の消費電力【電気代の計算に必要】
◎ 電気毛布の電気代と比較
◎ 電気毛布の節電方法
僕自身、電気毛布を愛用して使っていますが、この記事を書き終わったときに多くの発見しかありませんでした。
最後に残ったのは”これからも電気毛布を愛用しよう”という感情だけでした。
1.電気毛布ってどんなもの?
電気毛布を1度も使ったことのない方のために説明しておくと、
電気毛布は、毛布の中に電熱線と呼ばれる”電気が流れると熱を発生させる”ものに電気を流すことで温めています。
就寝前にスイッチを入れておくことで、気温の低い冬場なんかは快適に睡眠をとることができます。
寒い朝の目覚めの際にも、タイマーを設定しておくことで心地よく起床をすることが可能です。また、危険感知機能もあるので温度が上がりすぎることもありません。
- 掛け布団型
- 敷き布団型
- 掛け敷き両用型
電気毛布には、この3種類がありますがどれも効果としては同じです。(両用型のサイズが1番大きく作られています)
2.電気毛布の消費電力【電気代の計算に必要】
電気代に密接して関係するのが『消費電力』です。これが多い電化製品は電気代の高さにつながります。
結論からお話しすると、電気毛布の消費電力はものすごく少ないです。
サクッとみていきましょう。
- 弱(約20℃):3Wh
- 中(約35℃):18Wh
- 強(約50℃):32Wh
このとおり、超がつくほど少ないのが特徴です。他の家電みたくkWh(1kWh=1,000Wh)の電力を消費しないのでものすっごくお得です。
次に、電気毛布の電気代を計算したのでみていきましょう。
3.電気毛布の電気代は1日”1.2円”
電気代は、基本的に次の式で計算します。
消費電力(電気を使う量)×電気料金(1kWhあたり)=電気代(円)
電気料金は、契約している電力会社の料金プランから確認することができます。管理人の場合は、四国電力の料金プランの料金『26.5円』で計算しています。
電気毛布の電気代を計算してみる
電気代は次のようなシチュエーションで使用したと仮定して計算します。
- 就寝1時間前に”強”で布団を温めた
- 就寝時に”弱”にして7時間睡眠
- それを1か月毎日繰り返す
電気毛布は”強”で温めた後に『スイッチをOFFにするか弱にしましょう』とアナウンスしてくれることが多いのでこのようなシチュエーションにしました。
1か月の間、毎日存分に電気毛布を使用していますが電気代は次のとおりです。
1日あたりの電気代
電気代の計算式に当てはめて計算すると、
0.032kWh×26.5円+0.003kWh×26.5円×7時間=1.4045円≒1.4円
なんと、1日贅沢に使用したとしても、電気代は1.4円だけしか要りません。
1か月あたりの電気代
先ほど計算した1日あたりの電気代が1.4円なので、ひと月分の電気代は
1.4×30=42.135円≒42円
毎日存分に電気毛布を使用したとしても約42円しか使っていないことになります。
仮に『強の3時間タイマー』の場合でも、電気代は毎月102円と缶ジュースよりも安い金額です。(缶ジュース1本我慢すれば電気毛布は1か月無料で使える!?)
電気毛布は、管理人も愛用していますが、電気代を計算して『驚異的なコスパ』を提供してくれているんだなと分かり、計算しながらものすっごく驚きました。
さらに、同じ暖房器具である電気ストーブやホットカーペットと比較してみるとその凄さが一目瞭然で分かります。
電気ストーブ&ホットカーペットとの比較
ホットカーペットとの比較
ホットカーペットの平均した消費電力は、2畳用のもので480W程度です。(管理人の家は530Wでした)
ここから、電気毛布と同じ時間だけ使用した場合、電気代はどのくらいかかるのかを見ていきましょう。
0.48kWh×26.5円×8時間=101.76円≒102円
なんと、1日だけで電気毛布1か月分の電気代を消費していることになります。
仮に、3~4時間使用しなかった場合でも2~3日使えば同様です。
1か月換算すると3,060円と電気毛布と比較して10倍以上もの電気代を支払っていることになります。
電気ストーブとの比較
電気ストーブは、設定温度にもよりますが、消費する電力は平均して700W程度です。
これを毎日・1か月使用した場合の電気代は次のようになります。
0.7kWh×26.5円×8時間=148.4円≒148円
ホットカーペットより少し高い電気代ですが、電気毛布と比較すると1か月分以上の電気代を1日で支払っていることになります。
仮に、1日2~3時間しか使わなかったとしても電気毛布の10倍以上の電気代を1日で支払っていますし、電気毛布がいかに効率的な家電製品であるかが分かります。
火災・低温やけど、脱水症状には要注意
電気代も安く、睡眠にも凄く便利な電気毛布ですが、使用時に3つほど注意点があります。
- 火災
- 低温やけど
- 脱水症状
サクッとみていきましょう。
火災
電気毛布は一定時間以上”強”で使用していたりすると『スイッチをOFFにするか弱に切り替えてください』という保護機能が備わっている物が多いです。
しかし、”実際に目で見て確かめる”まではスイッチはONになっている前提で行動してください。仮に付けっぱなしになっていると火災につながる恐れがあります。
朝、起床したら必ずスイッチをチェックしてください。
低温やけど
電気毛布くらいの温度でも長時間身体に触れていると低温やけどになることがあります。
僕自身、湯たんぽで低温やけどになったことがありますが、その痕が今でもひざに付いています。低温やけどは絶対に防いだ方が良いです。
就寝時には、電気毛布と身体の間に、もう一枚毛布を敷くなどして、身体と電気毛布が直接触れないようにしてください。
タイマー機能が備わっているものであれば、より安全です。
脱水症状
冬場で気がつきにくいですが、暖房器具を使用している間は、意外にも身体の水分を持っていかれたりします。
起床してすぐは、水分も取っていないため、脱水症状を起こすケースも珍しくないとのことです。
就寝前と起床後は、十分に水分補給をするようにしてください。
4.電気毛布を使うこと自体が節電につながる
『電気毛布の節電方法ってあるの?あったら教えて欲しい』
結論からお話しすると、節電方法はありません。
あるとするなら”電気毛布を使っている”ことが節電になっているかもしれません。
他の暖房器具と比較すれば、電気代は遙かに安いですし缶ジュース1本程度の値段で1か月使い放題の料金です。
”自販機で購入する缶コーヒー1本を我慢する”ことが電気毛布の最大の節約と考えるとこれ以外に浮かぶ節電方法は正直言って何もありません。
電力会社の電気料金プランを見直すぐらいしかない
電気毛布そのものを節電することはできませんが、電力会社の料金プランを変更することで、1kWhあたりの単価を安くすることはできます。
電気毛布は、基本”夜”に使用するものなので、夜の電気料金が安いプランを選択すればそれだけで電気代はさらに安くなります。
今の時代は、電力の自由化により”電力会社が選べる時代”に変わったので、タイミングとしてはベストとも言えます。
電気代をチェックすることもできるので、1度確認しておくことをおすすめします。
5.さいごに
電気毛布は、思っていたよりもはるかに電気代が安いことが分かりました。
安全にだけ十分注意すれば、すごく便利で安い”冬の睡眠を助ける最高のアイテム”だと、僕は幸せを噛みしめながら毎日布団の中に入っています。
特に、電気ストーブやホットカーペットを1人だけしか使用していないようなご家庭であれば、電気毛布を使うことを強くオススメします。
就寝時間だけでも電気毛布にするだけで、今よりも電気代が安くなりますし、不便さも感じることもありません。
この冬は、電気毛布と一緒に乗り越えていきましょう!