ゲーミングパソコンは、普通のパソコンよりも部品や性能が優れているため、かなりスペックの高いパソコンとしてゲーマーの方達に愛用されています。
しかし、スペックが高い故に、どうしても気になるのが毎月の電気代です。
- ゲーミングPCの電気代はどのくらい?
- 普通のパソコンと比較してどのくらい高いの?
- 節約する方法があったら教えて欲しい
- でも、ゲームもしたいから両立できて簡単な方法が良いな。
今回は、こういった疑問に答えていきます。
結論からお話しすると、ゲーミングPCの電気代は1時間あたり約8円~約14円です。想像している以上に高くないのが特徴です。
また、ゲームをしているとき以外は普通のパソコンと消費電力が変わらないのも特徴の1つです。
◎ ゲーミングPCの電気代【1時間あたり】
◎ 普通のパソコンと電気代を比較
◎【結論】ゲームが大切なら今の生活を続けてヨシ!
◎ 簡単にできる3つの節約方法
ちなみに、ゲーミングPCの節約方法は普通のパソコンと同じでとても簡単に実践することができます。
この記事の中から”1つだけ選んで”今日からスタートしましょう!
目次
1.ゲーミングPCの電気代【1時間あたり】
ゲーミングPCの電気代は次の式で計算します。
消費電力(kWh)×電気料金(円)×使用時間=電気代(円)
また、ゲーミングPCの消費電力ですが一般的な大きさは次のとおりです。
- 通常スペック:約300Wh
- ハイスペック:約500Wh
それでは、時間別にみた電気代をサクッとみていきましょう。
※電気料金は1kWhあたり26.5円として計算しています。これは契約している電力会社により多少の誤差が発生します。
【時間別】電気代の一覧表
ゲーミングパソコンの1時間あたりの電気代を計算していきます。
◎ 通常スペック:0.3kWh×26.5円×1時間=7.95円/時
◎ ハイスペック:0.5kWh×26.5円×1時間=13.25円/時
これをもとに、時間別にみた電気代の表を作成したのでご覧ください。
1時間 | 7.95円/台 |
---|---|
6時間 | 47.7円/台 |
1か月(1時間) | 239円/台 |
1か月(6時間) | 1,431円/台 |
1年間(1時間) | 2,862円/台 |
1年間(6時間) | 17,172円/台 |
1時間 | 13.25円/台 |
---|---|
6時間 | 79.5円/台 |
1か月(1時間) | 398円/台 |
1か月(6時間) | 2,385円/台 |
1年間(1時間) | 4,770円/台 |
1年間(6時間) | 28,620円/台 |
ハイスペックになるほど高いです
パソコンがハイスペックになればなるほど電気代が高くなるのは、パソコンの中にある『グラフィックボード』と呼ばれる機器が大きく関係しています。
グラフィックボードは高性能になればなるほど、消費電力が大きくなるため、それに比例して電気代も高くなっているというわけです。
ただ、快適にゲームをするうえで欠かせないものなので『そういうものだから仕方ない』と割り切るようにした方が良いです。
変に節約して処理が重くなったりラグが発生すると本末転倒なので、まったく気にしなくてOKです。
8~10畳用のエアコンと同等の電気代
ハイスペックになるほど高いといっても、8~10畳用のエアコンと同じくらいの電気代です。思ってた以上に高くなかったなと僕自身も感じながら、日々ゲームしています。
心配しているほど電気代がかかるわけでもないので、そこは安心してください。
2.ゲーミング用と普通のPCの電気代を比較
『普通のパソコンと比較してどれくらい高いの?』
結果からお話しすると、2倍~3倍は高くなります。
一般的なデスクトップ型パソコンの消費電力は、最大で約80Wh~約160Whです。
1時間あたりの電気代を計算すると次のとおりになります。
80Wh:0.08kWh×26.5円×1時間=2.12円/台
160Wh:0.16kWh×26.5円×1時間=4.24円/台
あとは、ゲーミングPCと普通のパソコンを比較すると、その差は明らかです。
◎ 80Wh:7.95円÷2.12円=3.75倍
◎ 160Wh:7.95円÷4.24円=1.875倍
◎ 80Wh:13.25円÷2.12円=6.25倍
◎ 160Wh:13.25円÷4.24円=3.125倍
通常のスペックであれば、普通のパソコンよりも1.9倍~3.8倍高くなりますね。
一方で、ハイスペック型のゲーミングPCであれば、普通のパソコンよりも3.13倍~6.3倍高くなることが分かります。
負荷が小さいときは普通のPCと変わらない
ここまで見てきた電気代は、『ゲームをしているときの電気代』です。
ゲームをしていない時、例えば『ネットサーフィン』や『動画鑑賞』といったような”普通のPCと変わらないこと”をしていれば、消費電力もかなり小さいです。
もしゲームをする時間が短いのであれば、電気代は全然かかりません。
3.【結論】ゲームが大切なら今のままで良し!
『ゲームをする時間をあまり減らしたくない。けど電気代が高いのも嫌だな。』
節電をするかしないかを決めるのは『あなた自身』です。電気代を少しでも節約したいと思っているのであれば、次の項目に書いてある節約法を実践してください。
ただ、これは”ゲーム好きである僕自身の結論”ですが、
ゲームが好きで続けたいなら電気代を気にせず続けてヨシです!!
ここまで見てきたように、ゲーミングPCの電気代は特別高いわけではありません。
というよりも単純に、『ゲーミングPC以外で節約すればいいだけの話』です。
趣味や本気でやっている”ゲーム”を節約しながらっていうのは勿体ないです。それだったら、毎日使っている冷蔵庫とかを節電した方が簡単ですし、効果も大きいです。
ゲームを我慢してまで節約したくない人は、今のままでも全然OKですよ!
4.電気代が気になる方向けの節約術【3つ】
『毎月の電気代がどうしても気になる。安くする方法を教えて!』
ゲーミングPCで”意識すれば簡単にできる”節約術はぜんぶで3つです。
- こまめにシャットダウン&スリープ
- 画面の明るさを変える
- PCが発熱するのを防ぐ
すべて簡単に実践できるので、”どれか1つだけ”を選んで今日から開始しましょう。
こまめにシャットダウン&スリープ
これは、意識すれば超がつくほど簡単です。ただ、その効果も意外に大きいため、存外バカにすることはできません。
シャットダウンすれば消費電力はゼロですし、スリープにするだけでも消費電力は0.5Wh~3Whまで減らすことができます。
『1時間以上使っていないけどゲームのタイトル画面やロビーで放置』といったことをしている人であれば、これをスリープ状態に変えるだけで電気代は激減します。
画面の明るさを変える
画面の明るさを変えることも節電につながります。
輝度を40%にすると、輝度100%のときに比べて約23%の節電になることが分かりました。ディスプレイ単体でみると、実は38%もの節電になっています。この結果から、ディスプレイの明るさを抑えると、大きな節電効果があると言えるでしょう。無理に暗くする必要はありませんが、視認性に問題のない範囲でディスプレイの明るさを抑えることは、とても効果的な節電対策です。
引用:マイクロソフト社「節電しながら賢くPCを使うには?」
このことから、画面の明るさを調節することには大きな節電効果があります。
目を悪くしないように配慮しながら、実践するようにしてください。
PCが発熱するのを防ぐ
パソコンの”CPU”や”グラフィックボード”が発熱し、冷却ファンの回転数が上昇することで大きな電力を消費しています。
つまり、『ゲーミングPCの発熱を防ぐ環境づくり』が大切です。
- 日なたに設置することを避ける
- 通気性の良い場所に設置する
- 排熱口のまわりにスペースをつくる
こういった環境作りをすることで、毎月の電気代を安くすることができます。
5.ゲームしながら簡単にできる節電はこれ!
『ゲームをしながら簡単にできる節約方法はないの?あったら教えて』
1つだけあります。それが『ヘッドホンやイヤホンを装着すること』です。
装着することに意味があるわけではなくて、”装着することによってスピーカー音量を小さくできる”ところに意味があります。
パソコンのスピーカー音量が大きすぎると、消費する電力は想像よりはるかに大きいです。イヤホンを付けることでそれを防ぐことができます。
”サウンドプレイ”をしている人は、自然と節電していたことになりますね。
今までしたことない人でも、『周囲の音が細かく聞こえる』といったメリットもあるので、ぜひ実践してみましょう。
ただし、イヤホンの付けすぎは注意です
ただし、ヘッドホンやイヤホンの付けすぎにはかなり注意が必要です。
節電の面からは良いですが、長時間装着すると『耳が痛く』なったり『生活環境の音が聞こえづらく』なります。
パソコンやゲームを辞めてくださいとは言いません。ただ、時にはヘッドホンを外してYoutubeで動画でも見ながら、のんびりと休憩をするようにしてください。
もし、長時間席を離れるのであれば”スリープ状態”もお忘れなくですよ!
6.電気料金のプラン変更も簡単でオススメ
『生活スタイルをまったく変えずに電気代を大幅に安くしたい』
そんな方は、電気料金のプランを変更してみても良いかもしれませんね。
というのも今の時代、電力の自由化により”電力会社が選べる時代”にシフトしました。
今、契約している大手の電力会社以外にも『新電力会社』と呼ばれる”電気の供給”だけに特化した会社が多くなってきています。
例えば、昼は仕事や学校で家を留守にして夜にゲームを活発にする人は、”夜に1kWhあたりの電気料金の安いプラン”に変更すればそれだけで安くなります。
環境にもよりますが、年間で1万円以上安くなることも珍しくありません。
『親指でんき』であれば、ゲーマー向けの料金プランも用意されていますし、1度、電気料金のプランを見直してみてはいかがでしょうか?
\ amazonギフト2,000円分もらえる /
7.さいごに
ゲーミングPCは、ゲームする以外は普通のパソコンと変わりません。
それに、この記事で何度もお話ししたとおり、趣味の時間を割いてまで節約をする必要はないと思います。
電気代が全電化製品の中で”ずば抜けて”高いわけでもないので、どうしても気になる方だけが節電をするようにしましょう。
あとは、ご自身のライフスタイルにあわせた電気料金プランを探してみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!