風呂上がりやお出かけ前に、髪のケアとして必須なのが『ドライヤー』です。
ドライヤーの消費電力は最大1,200Whと高いため、気になるのが電気代です。
- ドライヤーの電気代を知りたい
- できれば、人数別でみた電気代についても教えて欲しい
- 簡単にできるドライヤーの節約術ってあるの?
- あるなら一緒に教えて欲しい。できれば、髪を短くする以外で。
今回は、こういった疑問に答えていきます。
結論からお話しすると、ドライヤーの電気代はそこまで高くないです。1年間で1人あたり600円~2,000円程度になります。
ただし、使う人数や回数が多くなると、笑えなくなるくらい電気代が高くなるのも事実です。1年間で5,000円以上になることもあります。
◎ ワット別にみるドライヤーの電気代
◎ 人数別にみるドライヤーの電気代
◎ 簡単にできるドライヤーの節約術”3つ”
ちなみに、ドライヤーの節約術は簡単にできます。+αで、髪のケアをしつつです。髪のダメージを防ぎながらできる電気代の節約方法も、一緒にチェックしていきましょう。
1.ワット別でみるドライヤーの電気代
ドライヤーの電気代は次の式で計算します。
消費電力(kWh)×電気料金(円)×使用時間=電気代(円)
どの電化製品でも、電気代に大きく影響してくるのは”消費電力”ですが、ドライヤーの消費電力はこんな感じです。
- 中:600Wh
- 強:1,200Wh
それでは、消費電力ごとの電気代についてサクッとみていきましょう。
※電気料金は1kWhあたり26.5円として計算しています。契約している電力会社によって異なるので正確な値は、ご自身でチェックしてくださいね。
ドライヤーを中で使用した場合【600W】
ドライヤーを中で使用する時は、『髪をスタイリングするとき』です。
- ブロー
- カール
- 寝ぐせ直し
こういったときに使用するときの強さですね。
ドライヤーを”中のみ”で使用した場合の電気代は次のようになります。
期間\時間 | 5分 | 10分 | 15分 | 20分 |
---|---|---|---|---|
1日(1回) | 約1.4円 | 約2.7円 | 約3.98円 | 約5.3円 |
1か月 | 約42円 | 約81円 | 約119円 | 約159円 |
1年間 | 約504円 | 約972円 | 約1,431円 | 約1,908円 |
ドライヤーを強で使用した場合【1,200W】
ドライヤーを強で使用し続けることはまずしませんが、仮に15分吹き続けたとしたら、電気代は約8円かかります。
消費電力が高いですが、使う時間が他の電化製品と比べて短いために、電気代もあまり高くならないのが特徴の1つとも言えますね。
期間\時間 | 5分 | 10分 | 15分 | 20分 |
---|---|---|---|---|
1日(1回) | 約2.65円 | 約5.3円 | 約7.95円 | 約10.6円 |
1か月 | 約80円 | 約159円 | 約239円 | 約318円 |
1年間 | 約954円 | 約1,908円 | 約2,862円 | 約3,816円 |
中と強を併用して使用した場合
ドライヤーの強さを途中で切り替えて使うと、どのくらいの電気代になるのか計算してみました。
※クリックすると電気代が表示されます。
1日(1回) | 約1.59円/回 |
---|---|
1か月 | 約48円/月 |
1年間 | 約572円/年 |
1日(1回) | 約1.86円/回 |
---|---|
1か月 | 約56円/月 |
1年間 | 約668円/年 |
1日(1回) | 約4.77円/回 |
---|---|
1か月 | 約143円/月 |
1年間 | 約1,717円/年 |
1日(1回) | 約5.3円/回 |
---|---|
1か月 | 約159円/月 |
1年間 | 約1,908円/年 |
1日(1回) | 約5.83円/回 |
---|---|
1か月 | 約175円/月 |
1年間 | 約2,099円/年 |
2.人数別でみるドライヤーの電気代
『1人あたりじゃなくて人数別に電気代を見てみたい』
ドライヤーの電気代は、1人あたりで見た場合、はっきり言って高い部類には入りません。消費電力が高くても使用時間が短いためです。
使う人数が多くなると、トータルで見た使用時間がかなり長くなるため、電気代が笑えないほど高くなります。
決して、一人あたりの電気代が安いからといって油断することはできないので、人数別の電気代をしっかりとチェックしましょう。
1人で使用する場合
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 0.27円 | 8.1円 | 97円 |
3分間 | 0.80円 | 24円 | 292円 |
5分間 | 1.35円 | 41円 | 486円 |
10分間 | 2.7円 | 81円 | 972円 |
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 0.53円 | 16円 | 191円 |
3分間 | 1.59円 | 48円 | 572円 |
5分間 | 2.65円 | 80円 | 954円 |
10分間 | 5.3円 | 159円 | 1,908円 |
2人で使用する場合
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 0.54円 | 16.2円 | 194円 |
3分間 | 1.6円 | 48円 | 584円 |
5分間 | 2.7円 | 82円 | 972円 |
10分間 | 5.4円 | 162円 | 1,944円 |
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 1.06円 | 32円 | 384円 |
3分間 | 3.18円 | 96円 | 1,152円 |
5分間 | 5.3円 | 160円 | 1,920円 |
10分間 | 10.6円 | 320円 | 3,840円 |
3人で使用する場合
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 0.81円 | 24円 | 292円 |
3分間 | 2.43円 | 73円 | 875円 |
5分間 | 4.05円 | 122円 | 1,458円 |
10分間 | 8.1円 | 243円 | 2,916円 |
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 1.59円 | 48円 | 572円 |
3分間 | 4.77円 | 143円 | 1,717円 |
5分間 | 7.95円 | 239円 | 2,862円 |
10分間 | 15.9円 | 477円 | 5,724円 |
4人で使用する場合
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 1.08円 | 32円 | 389円 |
3分間 | 3.24円 | 97円 | 1,166円 |
5分間 | 5.40円 | 162円 | 1,944円 |
10分間 | 10.8円 | 324円 | 2,592円 |
時間\期間 | 1日 | 1か月 | 1年間 |
---|---|---|---|
1分間 | 2.12円 | 64円 | 763円 |
3分間 | 6.36円 | 191円 | 2,290円 |
5分間 | 10.6円 | 318円 | 3,816円 |
10分間 | 21.2円 | 636円 | 7,632円 |
3.簡単にできるドライヤーの節約術は”3つ”
『簡単にできる節約術を教えて欲しい。できれば、髪を切る以外の方法で。』
そういった方向けの節約術は3つほどあります。どれも”今日からできる”簡単なものばかりです。
- 『タオルドライ』を意識する
- 温風と冷風を使い分ける
- 湿度の高い部屋で髪を乾かさない
結局のところ『ドライヤーの使用時間を短くする』ことが節約の原点です。この3つは意識すれば簡単にできるものばかりなので、1つ選んで”今日から”実践してみてくださいね。
それでは、3つの節約術についてパパパッとみていきましょう。
『タオルドライ』を意識する
当然ですが、髪の毛を早く乾かすことができれば、ドライヤーの使用時間は短くなります。
つまり、洗髪後はタオルで水気をしっかり取り除いておくことで、ドライヤーの使用時間は簡単に短くすることができるので、電気代も安く済みます。
また、吸水力も高くふわふわ感も味わえるタオルであれば、節約しながら髪のダメージも防ぐことができるため、髪のケアの面からもオススメです。
こういったタオルドライを心がけるだけでも、ドライヤーの使用時間は3分以上短くすることができます。
1年間で、1人あたり300円~500円が簡単に節約できるというわけです。
温風と冷風を使い分ける
冷風を利用すると、消費電力は半分に抑えることができます。
温風の方がはやく乾くことに変わりはないですが、夏場などの暑い時期であれば冷風でも十分はやく乾きます。
温風を利用したあとに、少しの時間を冷風で節約するのも有効です。
『髪にツヤがでる』『髪のボリュームを調節できる』といった二次的な効果もあるので、ぜひ実践して欲しいことの1つです。
湿度の高い部屋で髪を乾かさない
風呂上がりの脱衣所でドライヤーを使用している人は勿体ないです。
湿度のたかい部屋でドライヤーを使用すると、水分が髪の毛に戻ることもあります。はっきり言えば、なかなか乾きません。
『部屋の湿度を低くしてください』とまでは言いませんが、自分の部屋で使用するだけでも髪の毛の乾きは断然はやくなります。
- ふわふわタオルでタオルドライ
- 自分の部屋に戻ってドライヤー
- 冷風をうまく使ってさらに節約
これがドライヤー節約術の結論であり、今日からできるめっちゃ簡単な節電です。これだけで年間1,000円弱の料金が安くなります。事実です。
どれか1つだけでも良いので、今日からさっそく実践してみましょう!
4.”料金プランの変更”もオススメです
『今までの生活スタイルを崩さずに電気代を安くしたい』
そういった方にオススメなのが、「電力会社の料金プランの変更」です。
今の時代、電力の自由化により”電力会社が選べる時代”にシフトしてきました。
『今の生活状態のまま』電気代を安くすることを実現することができます。
例えば、日中、仕事や学校で家を留守にしているのであれば、昼に電気料金がピークになり、夜に電気料金が安くなるプランに変更すれば、電気代は簡単に安くなります。
1日中同じ料金ではなく、時間によって料金が異なるため、場合によっては年間で1万円以上の電気代が安くなることもあります。
契約の切り替えは無料で料金も発生しないため、1度、料金プランの見直しをすることを強くオススメします。
5.さいごに
ドライヤーの節電は、毎日の継続が難しくも重要です。
『塵も積もれば山となる』精神で続けることが大切です。ただし、髪のケアもしつつ楽しく続けることが、継続する1番のコツです。
タオルドライならすぐにできますし、ドライヤーの使う場所を変えるのも同様です。
「自分はドライヤーを無駄なく使って髪のケアもちゃんと出来てるぞ!」と謎の自信が習慣づけば、節約に関しては”ミッションコンプリート”です。
さっそく今日から、省エネをスタートしていきましょう!