軽い料理から力をいれた料理まで、幅広い範囲で便利なのが『オーブンレンジ』です。
ただし、1回の使用で1,000W以上の電力を消費することもあるため、気になるのが電気代です。
- オーブンレンジの電気代はどのくらい?
- 良く作る料理やお菓子の電気代も知りたい。
- オーブンって色々あるけど、電気代はどんな感じなの?
- 電子レンジと比べてどっちがオトクか教えて!
- あ、あと簡単にできる節約方法もあれば教えて欲しいかな。
今回は、こういった疑問に答えていきます。
結論からお話しすると、オーブンレンジの電気代は1回の使用で26.5円の料金が発生します。1か月に換算すると795円の電気代です。
1日に1回以上オーブンを使用する場合は、これ以上に電気代がかかります。
◎【レシピ別】オーブンレンジの電気代
◎【種類別】各オーブンの電気代を比較
◎ オーブンと電子レンジはどちらがオトクか?
◎ 電気代を節約する”1つだけ”の方法
目次
1.【レシピ別】オーブンレンジの電気代
オーブンの電気代は次の式で計算します。
消費電力(kWh)×電気料金(円)×時間=電気代(円)
また、オーブンレンジの消費電力は1,000W~1,500Wで動いていることが多いですが、ここは一般的に使用することの多い1,000Wとして計算します。
1時間あたりの電気を算出してみましょう。
1kWh×26.5円×1時間=26.5円/回
つまり、調理1回で1時間使用すると電気代は26.5円かかります。これを1か月間繰り返すと、電気代は795円です。
1日3食に使用したとしても1日79.5円、1か月2,385円の電気代がかかります。
レシピ別にみるオーブンレンジの電気代
次に、各レシピごとに電気代を見てみましょう。
1回:約18円
1回:約12円
1回:約9円
2.【種類別】各オーブンの電気代を比較
『オーブンの種類別に電気代を見てみたい。レンジも含めて。』
今回、種類別にオーブンはぜんぶで3種類です。
- オーブンレンジ
- オーブントースター
- スチームオーブン
それぞれの電気代についてサクッとみていきましょう。
オーブンレンジ
オーブンレンジは、一般的な家庭で使用されることの多い家電です。
- オーブン
- グリル
- レンジ
こういった3種類の加熱方法により、食品をしっかり温めてくれるため、万能のオーブンとも言えるでしょう。
そんなオーブンレンジですが、電気代は先ほど登場したように1時間26.5円となっています。1か月で795円です。
10分 | 4.42円/回 |
---|---|
30分 | 13.3円/回 |
1時間 | 26.5円/回 |
1か月(1時間) | 795円/月 |
1年間(1時間) | 9,540円/年 |
オーブンレンジの電気代は、一般的な電化製品と比べて『安くもなく高くもない』と言った感じになりますね。
オーブントースター
オーブントースターは”一般的に食パンを焼くとき”などに使用されます。
厚みのあるものを焼くことはできませんが、食パンやモチなどを短時間で焼く際には、オーブントースター1択でしょう。
そんなオーブントースターの電気代は、次のとおりです。
※消費電力は1,200Wとして計算しています。管理人の家のトースターがその大きさだったためです
3分 | 1.59円/回 |
---|---|
5分 | 2.65円/回 |
10分 | 5.30円/回 |
1時間 | 31.8円/回 |
1か月(5分) | 79.5円/回 |
1年間(5分) | 954円/回 |
毎日の朝食に5分かけて食パンを焼いているご家庭であれば、1か月あたりの電気代は79.5円、1年に換算すると954円の料金となります。
スチームオーブン
スチームオーブンは、一般的なレンジと似ていますがそれに加えて水蒸気を発生させることができます。
食材の乾燥も防ぐことができ、かつ、ラップなしで食品を温めることができるので中々万能なオーブンとなっています。
そんなスチームオーブンの電気代は、次のとおりです。
※一般的なものの消費電力は1,400Wが多いため、その値で計算しています。
10分 | 6.18円/回 |
---|---|
30分 | 18.6円/回 |
1時間 | 37.1円/回 |
1か月(1時間) | 1,113円/月 |
1年間(1時間) | 13,356円/年 |
毎日1時間使用したとすると1か月で1,113円、1年間で13,356円の電気代が発生するため、オーブンレンジなんかと比較するとちょっと高めの料金になります。
3.オーブンと電子レンジはどちらがオトクか
『オーブンレンジと電子レンジはどっちがオトクか教えて欲しい』
結果からお話しすると、どちらも便利でオトクです。ただ、電気代から見ると電子レンジの方が機能が少ない分、安くなるといったメリットがあります。
ただ、オーブンレンジの方もメリットは多いので、結局のところ使い方に左右されるということです。
オーブンレンジと電子レンジの比較表を作ったのでご覧ください。
- 調理に特化しており1回の使用に少し時間が必要
- 様々なレシピに活用が可能
- 多機能な電化製品
- 温めることに特化しておりすごく手軽
- 調理には向いていない
- 単機能な電化製品
電子レンジは、”食品を温める”ことに特化しているため、焼いたり蒸したりは基本できないことが多いです。
一方で、オーブンレンジは温めるだけでなく、グリルやスチーム機能によって焼いたり蒸したりが簡単にできます。
料理を趣味としている方であれば”オーブンレンジ”、一人暮らしの方であれば”電子レンジ”を選んだら良いのかなといった感じです。
ただ、『オーブンレンジを選んだ方がメリットが多い』のも本当ですし、『電子レンジを選んだ方が電気代が安くなる』のも事実ですので、自分の生活にあったものを選ぶしかありません。
自分のライフスタイルにあったものを選ぶようにしてくださいね!
4.電気代を節約する”1つだけ”の方法
『電気代を安くする方法を教えて欲しい。できれば簡単にできるものが良い』
残念ながら、”コレ”といって簡単にできる節約方法はありません。
調理するものなので”無駄遣い”もなく、使用者が何かできるものもないため、節約が簡単ではないということです。
ただ、唯一挙げるなら『古いものを使用している場合は買い替える』ぐらいです。
今の機種は15年前のものと比べて30%の省エネ
昔の機種であれば、最大電力が500W~600Wのものが主流でした。
一方で今の機種は、最低でも600W以上が出力されるものばかりです。”消費電力だけ”でみれば昔よりも高いですがポイントは『温める時間』です。
今のオーブンは、昔のものと比較して使用時間が3分の1程度で済むため、トータル的にみたら約25%~30%の省エネを実現しています。
オーブンを使用する節約方法はありませんが、古いオーブンを買い替えることも時には節電になっているということです。
5.料金プランの見直しで年間1万円以上安くなる
『買い替えるのは面倒くさい。今の状態で電気代を安くする方法はないの?』
そういった方であれば、1度、電気料金プランを見直してみるのも悪くありません。
というのも、電力の自由化により”電力会社が選べる時代”にシフトしてきました。
新電力会社の参入により、”1kWhあたりの料金”を今よりも安くすることが可能です。
例えば、日中仕事や学校で家を留守にしている人であれば、夜に電気料金が安いプランに変更すれば、自然と電気代を安くすることができます。
オーブンを使用する時間帯は夕方が多いので、夕方~夜にかけて電気料金の安いプランを見つけて変更するだけで『今の生活スタイルを保ったまま』電気代だけが安くなります。
料金は簡単に見直すことができますし、会社の切り替えは無料でできるので、1度見直してみてはいかがでしょうか?
6.さいごに
オーブンは、安くもなく高くもない電気代です。
なるべく簡単なレシピやオーブンを使用しない料理にすれば、電気代も少しはやすくなることでしょう。
ただ、最近のオーブンは目的や用途が広がり、色々な面で使用することができるようになりました。一言でいえば『めっちゃ便利』です。
電気代を節約というよりかは、効率を重視して使うことを心がけてくださいね!